今回からスポーツを通して英語を学ぶ「スポーツ英語シリーズ」を始めてみたいと思います。
野球、サッカー、バスケ、テニスなどなど、テレビで海外のスポーツを観戦できる機会は結構ありますよね。実際に観戦していると画面に表示される英語の説明が実は日本語のカタカタ用語とは全く違ったりすることに気づきます。
第一回目は「バスケットボール」の国際試合(特にNBA)を観戦するときに覚えておくと、2倍楽しめる用語や表現をまとめて紹介します!
世界のバスケットボールで知っておきたい協会・リーグ名
まずは世界のバスケのリーグや団体をリストアップします。
FIBA (The International Basketball Federation)
国際バスケットボール連盟です。フランス語のFédération Internationale de Basketballの略語でFIBA(フィバ)と呼びます。4年に一度、夏季オリンピックの中間年に開催されるワールドカップを主催している団体です。
NBA(National Basketball Association)
北米の男子プロバスケットボールリーグです。カナダ、トロントのラプターズ以外は全てアメリカ国内のチームで計30チームあります。言わずと知れた世界NO1のバスケリーグです。「エヌ・ビー・エー」と呼びます。
WNBA(Women National Basketball Association)
アメリカの女子プロバスケットボールリーグです。全部で12チームあります。「ダブリュー・エヌ・ビー・エー」と呼びます。
NCAA(National Collegiate Athletic Association)
全米大学運動協会が主催するリーグ戦そのものをNCAA(エヌ・シー・エー・エー)と呼んでいます。アメリカでは日本の高校野球(大学バスケ版)的な人気があります。このリーグから多くのNBAスター選手が誕生しています。
Euroleague
欧州バスケットボールリーグ連合が主催するヨーロッパ最高峰の男子プロバスケットボールリーグです。
スポーツ英語「バスケットボール」
まず最初に「バスケットボールとは?」をシンプルな英語で読んでみましょう。分かりやすい英語のウィキペデア『Simple English Wikipedia』からの引用です。
Basketballとは?
Basketball is a handball game usually played by two teams of five players on the court. A basketball is a spherical object that rolls and bounces. The objective is to get the ball through a hoop mounted high on a backboard at back end. It is a very popular sport worldwide, played with a round and usually orange ball that bounces. Basketball players mainly use skills such as dribbling, shooting, running, and jumping.
- spherical object = 球体
- bounce = 跳ねる
- objective = 目的
- hoop = バスケットボールのリング
- mounted = 取り付けられた
- mainly = 主に
続いて知っておくと役立つバスケットボール用語です。テレビでNBAを英語音声で観戦したら100%聞くであろう英語ばかりですよ。
Basketball Vocabulary | 読み方 | 意味 |
alley-oop | アリーウープ | パスされたボールを空中でキャッチして、着地せずにそのままダンクすること |
bank shot | バンクショット | ボールをバックボードに当てて入れるシュート |
block shot | ブロックショット | ディフェンスの選手が手で相手のシュートを防ぐプレイ |
box out | ボックスアウト | リバウンドに入る選手が、リバウンドで有利なポジションに立つために使うスキル |
buzzer beater | バザービーター | ゲーム終了のブザーと同時に決まる劇的なシュート |
clutch shot | クラッチショット | 勝敗を決定する大事な場面で打つシュート |
coast to coast | コーストトゥーコースト | ディフェンスリバウンドを取ったプレイヤーが、そのままドリブルでボールを運んでシュートまでするプレイ |
crossover | クロスオーバー | ドリブルを左右に素早く切り返すこと |
double clutch | ダブルクラッチ | シュートする際に空中でシュートフェイクを一度入れ、ディフェンスをあざむくプレイ |
downtown | ダウンタウン | 3ポイントラインの後方エリア、または3ポイントシュート |
drive | ドライブ | ゴールに向ってドリブルで切り込んでシュートするプレイ |
dunk shot | ダンクショット | ボールをバスケットの真上からたたき込むシュート |
fade-away shot | フェーダウェイ | 少し後方にジャンプしてブロックショットを避けながら打つシュート |
field goal | フィールドゴール | フリースロー以外のシュート(2点/3点)の呼び名 |
floater | フローター | ゴール近くからふわっとボールを浮かせて、高いアーチを描くシュート |
hook shot | フックショット | 自分の肩越しに放つシュート |
out of bounds | アウトオブバウンズ | ボールがコートの外に出ること |
paint | ペイント | ゴール下の制限区域 |
penetrate / penetration | ペネトレート/ぺネトレーション | ドリブルでディフェンスかわし、ペイント内に切り込んでいくプレイ |
pump fake | パンプフェイク | シュートすると見せかけ、体勢を戻し、ディフェンスのブロックショットのタイミングを狂わせるプレイ |
reserve | リザーブ | 控え選手 |
reverse dunk | リバースダンク | 後ろ向きに決めるダンクシュート |
shoot | シュート | シュートする(動詞) |
shot | ショット | シュート(名詞)※英語ではshot、日本語ではシュートなので注意 |
shot clock | ショットクロック | 攻撃チームがボールを持つことのできる時間で、この時間内にシュートを打たないと反則となる |
steel | スティール | ディフェンスの選手がオフェンスの選手からボールを奪うこと |
sweep | スィープ | NBAプレーオフ/ファイナルで、対戦チームに全勝で勝負を決めること |
threepeat | スリーピート | NBAファイナル3連覇(セルティックス、ブルズ、レイカーズが達成) |
tip off | ティップオフ | 試合開始時に行うジャンプボール |
transition game | トランジッションゲーム | 攻撃権が激しく移動する、テンポの速い試合 |
turnover | ターンオーバー | ボールをスティールされたり、反則で、自チームの攻撃権を失うこと |
wide open shot | ワイドオープンショット | ディフェンスがついていないフリーの状態でのシュート |
最後にマイケルジョーダンのシンプルなメッセージです。
Just play. Have fun. Enjoy the game. – Michael Jordan
以上、バスケットボールを楽しむための英語をまとめてご紹介しました!!