『色々な国の英語』シンガポールの英語(シングリッシュ)がGoogleアシスタント対応になった!

祝!シングリッシュがGoogleアシスタントに対応!

これはある意味シングリッシュがグローバル英語の1つとして認知された瞬間です。アジアの『経済勝ち組国』シンガポールが、インドに続いてアジア英語ネイティブ国に”事実上”加わったことになります。Googleを動かしたシンガポールの強さを感じます。

ということで、今回はシンガポールの英語(=シングリッシュ)について色々まとめてみました。

シンガポール情報

まずはシンガポールについて、ざっくり地理情報などを見てみましょう。

マレー半島の先端のエリアで、面積は約719平方キロメートルで東京23区とほぼ同じです。

シンガポールの位置
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シンガポールの人口は約561万人で大阪市の人口(約271万人)の2倍強といったところです。(すみません。ピッタリな比較対象が見当たりませんでした。)

経済面では、一人当たりの名目GDP(2016年)がシンガポールは世界ランキング第10位(52,960 USドル)、日本は22位(38,882 USドル)でした。シンガポールのリッチさがよ~くわかる数字です。

シンガポール英語(シングリッシュ)とは?

それでは早速シンガポール英語(シングリッシュ)について深堀りしてみます。

ウィキペデアで検索すると、すでに「シングリッシュ」というページがあり詳しい説明もされています。発音、文法的特徴はマレーシア英語(マングリッシュ)とほぼほぼ同じみたいですね。

シングリッシュ(英: Singlish)とは、シンガポールにて話されている強い訛のある英語、特にシンガポール国民が日常生活で話している英語のこと。この語は「シンガポールの英語」を意味する英語「Singaporean English」に由来する。ピジン言語の一つと分類される。

シングリッシュはイギリス英語・マレー語・タミル語に加え出身者が多い福建語、さらにテレビ等の影響によるアメリカ英語、オーストラリア英語の単語・文法構成に影響されているところが多いと言える。地理的にも近いマレーシアのマングリッシュにも近いともいわれる。

主な特徴として、以下のようなものがある。

  • 文の語尾につけられて強調を表す「lah」「leh」(日本語でいう「~だよ」「~さ」のようなニュアンス)や、疑問文の語尾につけられる「meh?」(日本語でいう「~か?」のようなもの)
  • 付加疑問文は、文末に「right?」をつけるだけ。「don’t you?」「didn’t he?」などは複雑なので使わない
  • 主語やbe動詞の省略(No good lah.など)
  • 過去現在未来における語尾変化もなくなって現在形に統一されている(例:「今日のラクサは売れ切れた。明日なら大丈夫ですよ。」=Today, Laksa is already gone. Tomorrow Can.)
  • 単語を極端に短く言う、最終子音が極端に弱い、または発音されない(car park(カッパッ)、steak(ステクッ))
  • 「th」の発音が「t」と同じになる。実質的な h の黙字化。(例:数の3「three」と木「tree」は同じ発音)
  • 強調のために単語を繰り返す(例:「できますよ!」=Can-can!、「考えに考えに、考え抜いた」=Ting, ting and ting. … ting は think と同義)
  • 「中国語のようだ」と言われることの多い独特なアクセント。特に福建語など、南方方言の影響を受けている。
  • 福建語・マレー語など他言語からの借語(例:「散歩する」=jalan-jalan、「おばさん」=tai-tai、「かわいい女性」=chio bu、「馬鹿」=siao、「食べる、食事」=makan、「あちゃー」=Alamakなど)

このような標準的な英語との違いは、シンガポールがマレー人や中国人(華僑)を中心とした多くの文化圏、民族が混在している国であることが原因であると考えられる。

引用元:Wikipedia

英語が世界共通語となっていることは周知の事実かと思いますが、『地域の特色のある英語』が認知されている国はグローバル化が進んでいると判断できます。日本人英語の「ジャングリッシュ」と呼ばれたりしますが、Googleアシスタントにリストアップされる日は来るのでしょうか?「ジャングリッシュ」が世界で認知されると、訛りなど気にせず堂々と英語で話せるようになるのですけどねぇ。。。

なぜシンガポール人は英語が上手なのでしょうか?

それは多国籍なお国柄に加えて教育システムに理由があるようです。シンガポールの公立校では「母語」の授業以外ばすべて英語で行われていて、バイリンガル教育が国の政策となっています。英語という言語を公用語とすることで、国内の文化的バランスを上手に調整している印象です。

日本は文化的/社会的背景も大きく異なるので、同じような教育システムを入れること難しいのかなぁ…、などと思いますが、それでも地域色の濃い英語は今後もますます増えてくるはずなので、「ジャングリッシュ」が世界で通用する英語になるように頑張りましょう!

それでは新グローバル英語の代表格、シングリッシュを動画で見て聞いてみましょう!

① BBC「Learning how to speak “Singlish”」

イギリスの国営放送局『BBC』が作成したシングリッシュの説明動画です。後半に言語学者の説明もあり、真面目かつユーモアたっぷりの内容です。

② The Singaporean English creole – interview

こちらもとても興味深いインタビュー動画です。シンガポール人(女性)と英語ネイティブ(男性)が「シングリッシュ」について語っています。シンガポールに来ている英語ネイティブが、どう「シングリッシュ」に融合すべきかを質問しています。すでに英語ネイティブという言葉は正しくないですね。動画ではStandard Englishという言葉を使っています。しかもシンガポールの強みはStandard EnglishからGlobal English(様々な訛りのある英語)に順応できる点ですね。

シングリッシュに誇りをもっているのがカッコよいと思いました。

③ Dr Jiajia & BigBro’s Show

シンガポール人(=Singaporean)の兄弟が立ち上げたYouTubeチャンネルです。シンガポールのビデオログアワード2012で優勝したチャンネルだそうです。

Dr Jiajia & BigBro’s Show

この中でシングリッシュの解説動画作品がたくさんあります。これが結構笑えるのです。お兄ちゃんとその友達(?)の電話でのシングリッシュやり取りは小学生とは思えないハイレベルな作品です。シナリオライターがいるのか??


以上、今回は「シンガポールの英語(シングリッシュ)がGoogleアシスタント対応になった!」この機会に、シングリッシュについてまとめてみました。

隣国マレーシアの「マングリッシュ」についてはこちらをどうぞ。

『色々な国の英語』マレーシアでは普通に英語が使えます!「マングリッシュ」の特徴?

2016.10.22