今回は音楽をスクラッチ上で活用するための練習です。
今回の練習テーマのスクラッチカード『Make Music Card』はPDFでダウンロードもできます。全て英語で書かれているので英語学習しながらプログラミングにテャレンジしてみましょう。
最後に出てきた英単語のおさらいクイズも付いています。
それではスクラッチカード「Make Music Cards」の練習をスタートしましょう。
スクラッチカード – Make Music Cards
※画像引用元:スクラッチオフィシャルサイト
「Make Music Cards」には9のタスクがあります。それぞれのプログラミングには繋がりはなくてもどこかで活用できそうなプログラミングスキルばかりです。音楽を入れたいなぁと思った時にはこのスクラッチカードをおさらいすると良いですね。

タスク① Play a Drum
スペースキーを押すたびにドラムがなるシンプルなプログラミングです。
- Backdropの「stage2」を選びます。
- スプライトは音楽のテーマから「Drum1」を選択します。
- 「Drum1」の好きな音色をプルダウンから選んでスクリプトブロックを組みます。

これであれば1分で作成できます!
タスク② Make a Rhythm
続いてリズム感を出すプログラミングです。
- 同じくbackdropは「stage2」です。
- スプライトは音楽のテーマから「Drum-Tabla」を選びます。
- あとは[wait <0.25> secs]のブロックをサウンドのブロックの間に組み込むとリズム感が出てきます。
- 全部で6つのスクリプトブロックを組んだら完成です。

グルーブ感とノリが出てきましたね。
タスク③ Animate a Drum
続いて楽器にアニメーションの動きを加えます。Costumeのある楽器を選ぶのがコツです。
- Backdropはそのまま。
- スプライトは「Drum-Conga」を選びます。
- 「Drum-Conga」の「コスチューム」タブから別のコスチュームがあることを確認します。ペイントツールで色を変えても良いですね。
- 右の矢印キーを押すと動き出す8種類のスクリプトブロックを組みます。

リズム感にアニメーションが加わると楽しさも増しますね。
タスク④ Make a Melody
続いてドラム以外の楽器でメロディーを奏でるプログラミングです。
- Backdropはそのまま。
- スプライトは「Saxophone」を選びます。
- 上矢印を押すと鳴り出すようにプログラムします。
- 「Saxophone」には複数のメロディーが用意されているので[play sound <プルダウン>]でそれぞれ異なったメロディーを選択します。

かっこいいサックスのメロディーが奏でられましたか?プルダウンを別のものにすると全く別のメロディになります。
タスク⑤ Play a Chord
今後はChord(和音)にチャレンジしてみましょう。
- backdropは「spotlight-stage2」を選びます。
- スプライトは「Trumpet」にします。
- 下矢印キーをクリックすると和音が鳴るようなプログラミングを組んでみます。
- [play sound <プルダウン>]を3つ選択して和音が出来上がります。

このブロックと同じように他の楽器にも和音のブロックを組めば2重奏も簡単にできてしまいます。
タスク⑥ Surprise a Song
楽器のいろご流れる曲が操作するごとに変化するプログラミングです。
- backdropは「beach malibu」を選びます。
- スプライトは「guitar」とします。
- 「guitar」の「Sounds」タブには様々な曲が用意されています。
- 変数ブロックをサウンドのカテゴリーのブロックに組み込みます。
- 全部で4種のスクリプトブロックを組み立てて完成です。

もちろんギター以外の楽器でもスクラッチには様々な曲が用意されています。
タスク⑦ Beatbox Sounds
マイク片手にリズムを口(声)で奏でるのがビートボックスです。これをスクラッチでもプロブラミングできます。
- backdropは「bedroom2」とします。
- スプライトは「Microphone」を選びます。
- 「Microphone」の「Sounds」タブには曲の代わりに様々なビートボックスのネタが詰まっています。
- ビートボックスのリズムを「Make a Ryhthm」のブロックを参考に組み立てます。
- 全部で7種類のスクリプトブロックを組みますが、「b」のキーを押すとスタートするようにしています。

これで「猫」がビートボクシングをするプログラミが組めました。
タスク⑧ Record Sounds
今時のノートPCであればWebカメラもマイクも内蔵されているはず。自分の声を録音してスクラッチのプログラミングに活用してみましょう。
- backdropは「beach malibu」を選びます。
- スプライトは「Beachball」とします。
- 「Beachball」を選択して「Sounds」タブ、マイクアイコンを選択すると、録音の準備が整います。◉の録音ボタンをクリックして適当に「ボヨ〜ン」などの声を録音してください。
- スクリプトブロックは2種類を組むだけです。今回は「c」をクリックすると録音した音が鳴るようにしています。

録音機能はオリジナルなスクラッチプログラミングを作成する際に使える機能です。
タスク⑨ Play a Song
バックグラウンド・ミュージックとして曲を繰り返し流すプログラムを組みます。
- backdropは「bench with view」を選びます。
- スプライトは「Speaker」とします。
- 「Speaker」の 「Sounds」タブに数種類の音楽ループがあらかじめ用意されています。
- 3種類のスクリプトブロックを組んで完成です。

これでバックに常に音楽が流すことができます。音楽は自分の好みの曲を事前にダウンロードしておいても使えます。
日本語ブロックの答え
タスク① Play a Drum

タスク② Make a Rhythm

タスク③ Animate a Drum

タスク④ Make a Melody

タスク⑤ Play a Chord

タスク⑥ Surprise a Song

タスク⑦ Beatbox Sounds

タスク⑧ Record Sounds

タスク⑨ Play a Song

スクラッチカード英語版 – 英単語クイズ(Make Music Cards)
それではスクラッチカードに出てきた英単語をクイズ形式でおさらいをしてみましょう。全部で10のマッチングクイズです。
スクラッチカード英単語クイズ: #1-10
正しい組み合わせを選んでください。