最近は日本でも英語表記の案内が増えてきていますが、いつ見ても一瞬迷う表現があります。
「smoke-free area」
タバコがfree(自由な)場所?かと思いきや真逆の「喫煙禁止場所」なのです。freeがなくてsmoking areaであれば「喫煙場所」という意味になります。
ここでの「free」は〜を取り除くという捉え方が正しいことになります。この紛らわしい○○freeの表現は意外と多く存在するので一度まとめることにしました。
○○freeの表現
- auto-free zone = 自動車乗り入れ制限区域
- bacteria-free milk = 細菌のない牛乳
- bug-free programming = バグのないプログラミング
- caffeine-free coffee = カフェイン抜きのコーヒー(decafとも言いますね)
- cage-free egg = 平飼い卵
- calorie-free beverage = ノンカロリーの飲料
- charge-free service = 無償サービス
- commercial-free channel = コマーシャルなしのテレビチャンネル
- contact-free card = 非接触型(IC)カード
- debt-free life = 借金のない生活
- defect-free car = 欠陥のない車
- disease-free society = 病気のない社会
- drug-free work place = 麻薬のない職場
- fat-free yoghurt = 無脂肪ヨーグルト
- friction-free economy = 摩擦のない経済
- fuss-free cooking = 手間のかからない料理
- glasses-free 3D display = メガネ不要の3Dディスプレー
- gravity-free state = 無重力状態
- incense-free air = 線香の匂いのしない空気
- mercury-free product = 水銀を使用しない製品
- needle-free injection = 無針注射
- odor-free room = 無臭室
- oxygen-free environment = 酸素のない環境
- pollution-free automobile = 無公害車
- scent-free product = 無香料製品
- static-free spray = 静電気除去スプレー
- sugar-free cereal = 無糖のシリアル
- toll-free number = フリーダイヤル番号
- vehicle-free street = 歩行者天国
- visa-free travel = ビザなしの旅行
- wasabi-free sushi = わさび抜きの寿司
- wrinkle-free fabrics = しわ防止加工を施した布
ありとあらゆる〇〇free表現をリストアップしてみました。まだまだ表現はありそうですが、〇〇抜きの・・・と言いたい時に勝手に表現を作って使用できそうですね。
これだけのリストに目を通せばもう一瞬あれ?っと迷うことも減るのではないでしょうか?
以上、今回は〇〇free表現について簡単にまとめてみました。(ああ、スッキリした。)