私の大好きなテレビ番組「モヤモヤさま〜ず2」で時々登場する中野の1000円ガチャガチャと似たコンセプトのオンラインショップサービス「SomethingStore」がアメリカで人気なのだそうです。
「ワクワク感を10ドルで購入」するこのサービスは確かにビジネスアイディアとして素晴らしいですね。

今回はもう9年続いているこちらの「SomethingStore」を『世界のビジネスアイディア#2』としてご紹介します。
10ドルで「何か」を贈るビジネス『SomethingSore』の使い方
実際にオーダー画面まで進んでみました。Paypalアカウントで危うくオーダーしてしまいそうになる程、簡単な発注手順です。つまり、10ドルさえ払ってしまえば、あとは何が送られれてくるかはお楽しみ。一切の希望は聞いてくれません。
みてください。このシンプルな発注の流れを。倉庫にいるスタッフの方のチョイス次第で何が送られるのか全く見当がつかないのです。

ただ、もう9年もこのビジネスが続いているからには送られるものもそれなりにお得感があるはずと思いました。商品アイテムは2週毎に追加をしているそうです。
Something Tracker
Updates from recent shipments which shows highlights and the kind of merchandise SomethingStore ships. Updated every two weeks.
実際の商品リストを見て個人的には「え!結構しょうもなっ!」と思ってしまったのですが、何が送られてくるかがわからない「ワクワク感」がファンにはたまらないででしょう。

(逆に)送らない商品のリスト
当然ながらプレゼントにふさわしくないアイテムは除外されているようです。以下がその除外リストですがこれがなかなか面白いです。「Weapon!」は絶対ノーですよね。
- Adult goods and services = アダルトグッズ、サービス
- Alcohol = アルコール
- Body parts = 体の一部
- Bulk marketing tools = (メールリストなどの)大量マーケティングツール
- Cable descramblers and black boxes = ケーブル・サテライトの電波を無料受信する機器
- Copyright unlocking devices or techniques = コピーライトでロックされているアイテムを解除するもの、またそのテクニック
- Unauthorized copyrighted media = コピーライトフリーでないメディア
- Counterfeit and unauthorized goods = 偽造・非公認グッズ
- Drugs and drug paraphernalia = ドラッグ、ドラッグ用器具
- Drug test circumvention aids = ドラッグテスト回避援助グッズ
- Endangered or regulated species = 絶滅危惧(規制された)種
- Regulated financial products or services = 規制対象の金融商品
- Gaming/gambling = 賭博、ギャンブル
- Government Identification Cards or documents = 政府発行のIDカード、書類
- Hacking and cracking materials = ハッキング・暗号解読用マテリアル
- Illegal goods = 違法の商品
- Miracle cures = 妙薬
- Offensive goods = 攻撃グッズ
- Protected cultural items = 文化的に守られているアイテム
- Precious materials = 高価な材質
- Prescription drugs = 処方薬
- Pyrotechnic devices and hazardous materials = 花火製造機、有害物質
- Regulated goods = 規制対象グッズ
- Travel packages and offers = 旅行パッケージ、オファー
- Tobacco and cigarettes = タバコ
- Traffic devices = 交通に関連したアイテム(ナンバープレート、信号機の部品など)
- Weapons = 武器
- Wholesale currency = 卸(おろし)用の通貨
当然といったものばかりですが、一通り目を通して一安心です。英語のボキャブラリーの学習にもなりましたね。
『SomethingSore』の楽しみ方
さてこちらの動画のように会社のイベント的に使用するのも盛り上がりそうですよね。
ComedyCentral’s Tosh.O
YouTubeで「somethingstore」で検索するとunbox(開封)動画が無数に出てきます。結構多くのユーチューバーが「SomethingStore」を宣伝してくれていますね。
こちら以外にも様々なメディアで「SomethingStore」の魅力が紹介されています。かなりプロモーションが上手な印象です。

今回は発想はとてもシンプルですが、もう9年も継続しているスモールビジネス『10ドルで「何か」を贈るビジネス』をご紹介しました。