タイトル『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』に偽りなしかも!
今回は恐る恐る書店で手に取った『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』をご紹介します。
個人的にTESOL(英語教授法)を学んでいたこともあり、音声学は理論からみっちり頭に叩き込みました。
当時の(残念な)私は、発音はネイティブ(主に北米人)のように綺麗な発音ができるようにならなければいけないと考えていました。
しかしながら、現在はそのようには思わなくなりました。英語はすでに英語ネイティブだけの言語ではなく、グローバル社会の共通言語となっています。特に英会話では「母国語に寄った英語の発音はアイデンティティの証明で誇らしい、そして通じれば良い」と思っています。
最近は、移民の多い国の英語ネイティブやグローバル企業に勤務している人は、雑多な英語アクセントに慣れているといいます。なので、発音については以前よりも非ネイティブにとっては有利な条件が整いつつあるのも事実です。
ただそうは言っても「英会話は通じれば良い」がなかなか難しかったります。個人的には「英語のリズムが習得できると案外通じる」と感じています。
そう言った思いからこちらの『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』に興味を持ちました。
これから本書で述べる発音方法は、カタカナを振り当てている以上、完璧な発音というわけにはにはゆきません。しかし「日本人が英米人に英語を通じさせる」という観点に立てば、より適化された方法だと確信しています。『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』より
確かに発音記号(International Phonetic Alphabet)を理解するのに莫大な時間を割くよりは、カタカナを駆使しつつ英語の特徴的「リズム」を習得する方が効率的かもしれません。
この本は英語初級者には実際に通じてしまう英語の発音法則がぎっしり詰まっています。そして英会話が楽しくなるはずです。つまり「あ!通じた!」となるはずです。ただし、通じた後の続きの会話は。。。頑張ってくださいね。
前置きが長くなりましたが、この本にある例文を小学生の息子にクイズ形式で読んでもらいました。
- グラフトヌーン
- ドンウオウリアバウレッ
- ドゥヤブ コウク?
- ワルユーテンカバウレッ?
- ハーロンダゼッテイク?
どうでしょう。答えはわかりましたか?全く英文の意味を知らずに書かれたカタカタを読むだけで、例えば純粋なカタカナ英語「グッドアフタヌーン」より英語らしくなっていますね。
難易度を上げてみます。疑問形は語尾を少し「⤴︎」とする完璧です。
- アイムサポウズタ ゴスィア ダクトゥオ
- ダーツナーッ ワライメンッ
- クジュテウミ ダウェイルダ ポウスダフェス?
- ワッカイナ ムーヴィズ ドゥユライク?
結構楽しくなりませんか?うちの子供も「なんとか通じるように」と何度も読んでくれるので段々こちらの耳も慣れてきてかなり正解できました!
『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』の著者は脳科学者なので専門的な理論にも触れらてていますが、とりあえず難しいことなしにクイズにしてみたらうちでは盛り上がりました。そして通じました!
一応、先ほどの答えの英文もランダムに並べておきますね。
<Answers>
- That’s not what I meant.
- How long does it take?
- I am supposed to go (to) see a doctor.
- What do you think about it?
- What kind of movies do you like?
- Do you have coke?
- Good afternoon.
- Don’t worry about it.
以上、今回は「確かに通じる」カタカナ英語について斬新に、そして理論的に説明している『怖いくらい通じるカタカナ英語の法則』をご紹介しました。
繰り返しになりますが、通じた後の会話が継続できないと英会話にはなりませんので、さらに英語力を磨きましょう!