国連でも通じる『世界の非ネイティブ英語術』は笑いながら納得させられる本。

読んだ本

世界は「適当な英語でもなんとかなっている」らしいですよ。

この本、楽しみました。@My_Roma(めいろま)さんの書籍はこれが初めてだったのですが、ツイッタで見られる「毒づきっぷり」はここでも健在!で「笑い」と説得力のある「メッセージ」がバランス良くて、私的にはちょうどいい温度感でした。当たりです!

日本から外に出てみると世界は「適当な英語でもなんとかなっている」という事実には本当に共感できます。この本でも今世界で使用されている”英語”については「あくまで共通言語がない人たちの意思疎通の道具なので、道具以上の役割は期待されない」と言い切っています。

私も日々仕事で様々な国の人とメール、チャット、電話会議などでコミュニケーションをとりますが、日本人(もちろん自分含む)は英語だけでなく何もかも慎重できっちりしすぎだなぁと感じています。それも強みになることもあるのですが、まあ世界の同僚は英語も仕事も7割できたら「オッケー」って感じですね。(一部の国では7割も不要かもです。)

特に楽しんだChapterは「英語よりも怖い、非ネイティブのツワモノたち」です。その中でものイタリア人男性(エンリコさん)のエピソードは笑えます。エンリコさんの英語はイタリア語訛りが凄まじい上に、英語の所々にはイタリア語が混ざるのだそうです。にもかかわらず、「全方向ヨイショ」一筋で人気者、そして職場で一番昇進が早かった!

朝から夜まで、全方向ヨイショで昇進

エンリコさんのヨイショは、朝職場の入り口の警備員氏に挨拶するところから始まります。「チャーオ、リカルド。今日の君のヒゲはすごくいい。俺が女なら、もうすぐに結婚を申し込むね!」・・・

エンリコさんが職場のビルに入るとありとあらゆる年齢の女性たちが「チャーオ、エンリコ!」と愛想を振りまいています。それもそのはず、エンリコさんは、どんな女性でも良いところを見つけ出し、褒めまくるのです。

こんな感じの「嘘のような」また「映画の世界のような」”あるある実例”が満載です。そして読み進めると、次第に英語の完成度よりももっと大事なものがあることに気づくようになります。このあたりの理屈が、大好きな著者の一人、成毛誠氏日本人の9割に英語はいらないに通じますね。

また、後半に出てくる「ローコンテクスト文化を理解する」「大事なのは相手への思いやり」「意見を伝えよう」の項では、エリン・メイヤー氏異文化理解力にも繋がる内容がとてもわかりやすい言葉で触れられています。異文化理解力は本当にオススメなのですが堅い内容なので。。

ということで『世界の非ネイティブ英語術』は日本人英語学習者に現実的な(正しい)指針を示してくれる良書です。200ページほどで”ゆるさ+毒っ気”のトピックも多いので学習の気分転換にも最適ですね。

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