今回紹介する本
ビル・ゲイツとやり合うために英語を練習をしました。
著者:成毛眞
前回に続いて成毛さんのパンチの効いた英語学習本を紹介します。『大人げない大人』宣言をしている成毛さんの実体験に基づいた”何が何でも効率”を優先した英語学習法です。
<こんな方にオススメ>
- 上司が外国人になって・・・
- 来月から会社が100%外資なるので・・・
- 米国の親会社のプロジェクトチームに参加することになって・・
などなど突如英語を使わざるを得ない環境となってしまったけど、毎日忙しいのに英語学習に多くの時間を割いている場合ではない・・・とぼやいている人
忙しいビジネスパーソンにはしっくりくる、そして説得力のある学習法が満載です。
ビジネス英語は『ツール』にすぎない
ビジネスで使用する英語は確かにツールの一つという捉え方は正しいと思います。またこの本で主張されている『ビジネス英語は日常会話英語よりも簡単である』という点は同意します。
確かに英語学習のポイントをビジネスというジャンルに絞るだけで、学習範囲はかなり狭めることができます。著者からは頻繁に、手を抜く、無駄な努力はしない等々ネガティブな言い回しが多いのですが、実はしっかり戦略を持って目標を立て、徹底的に効率化するすべをマスターされている正真正銘のプロ戦略家なのだと思います。
そして最終的にはあとビル・ゲイツ氏とやり合う英語力を身に付けたのですから説得力があります。
どうしたムダな努力をしなくて済むか、何は捨てなくてもよくて何は避けて通れないのか、また、覚えなくてはならない単語はどういう順に覚えていくのが最も効率的なのかなどなど。コツコツと努力を重ねることだけは避けたかったので、『コツコツ』とは対極にある『手抜き』の道を探りました。
毎日時間もあって趣味で英語をやってみる、というような方には向かない本です。念のため。
「おわりに」の一文:10年後、日本人の99%に英語はいらない
最後に成毛さんらしい少々過激な予言が書かれています。自動翻訳などのテクノロジーが英語学習の負担を大きく減らしていくというものです。確かにiPhoneのSiriやGoogle音声入力は日々進化しています。10年後は本当に『英語もう大丈夫。』になっているかもです。
書籍版です。↓
Kindle版です。↓