『自分の中に毒を持て』(フランス留学経験者)岡本太郎氏に背中を押してもらいましょう。

読んだ本

留学するときにカバンに入れておきたい一冊

“あなたは”常識人間”を捨てられるか”

1930年、18歳で日本を飛び出し、パリで画家となるために情熱を燃やした日本が誇る芸術家、岡本太郎氏の人生論です。この本に書かれたメッセージを心に刻み込むとメラメラと勇気が湧いてきます。

個人的に大阪の万博公園にある「太陽の塔」には不思議な魅了を感じていて何度も訪れているのですが(まさに芸術が爆発しています)、岡本太郎氏の著書も力強いメッセージに満ち溢れていて、とても魅力的なものばかりです。その中でも『自分の中に毒を持て』は、これから留学をしようか迷っている人に一読してほしい一冊です。そして留学中も弱気になったときに読みましょう。(自分もこの本に学生の時に出会いたかったです。でも社会人になってからでも勇気付けられています。)

岡本太郎氏の経歴についてはこちらから。

社会の分業化された狭いシステムの中に自分をとじ込め、安全に、間違いない生き方をすることが本当であるのかどうか、若いぼくの心につきつけられた強烈な疑問だった。…「危険な道をとる」…運命を爆発させるのだ。

 

外から日本を見ることができたからこそ気づく「日本人の本質」を鋭く、痛烈に批判しながら、その中でどうやって自分らしく生き抜くかを岡本太郎氏の独特かつ力強い文体で語られています。

1993年に出版された作品ですが、今の閉塞感漂う日本社会を予言していたような内容が続きます。そして岡本流の攻めの生き方を指南してくれます。

…だから年齢の問題ではないが、青年の心には夢が燃えてる。だがそう言った夢を抑圧して閉ざしてしまう社会の壁がこの現代という時代にはあまりに多すぎる。僕は口が裂けてもアキラメロなどとは言わない。それどころか青年は己の夢に全てのエネルギーを賭けるべきなのだ。勇気を持って飛び込んだらいい。

…仮に親の顔色をうかがって就職し、安定を選ぶとしようか。が、それが青年自身の人生なんだろうか。”俺は生きた!”と言えるのだろうか。そうじゃないだろう。親の人生をなぞるだけになってしまう。そんな人生に責任を持てるだろうか。若者自身のほんとうの生きた人生には決してならない。

…自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。夢がたとえ成就しなかったとしても、精いっぱい挑戦した、それで爽やかだ。

 

岡本太郎氏のように生きるにはそれなりの覚悟も必要ですが、主体的に自分の人生を生き抜くためのヒントが詰まっています。私は迷いがでた時に、まだまだ人生これから!という思いでこの本を読み返すことがあります。

留学する際にはカバンに入れておくと良いですね。

Kindle版も出ています。