英語はどのようにして世界の共通語になったのか?
「英語史」と聞くの文系の大学くらいでしかなかなか触れる機会のないイメージですよね。実際、英語学習をしていて、ふと「英語はいかにして世界共通語になったのか?」と疑問に感じたことはないでしょうか?
そこで手に取ったのがこの『世界の英語ができるまで』です。
軽めのタイトルですが実は中身は英語の歴史を体系的にまとめられた良書です。内容もとても読みやすかったです。
英語の歴史は、「どこの馬の骨とも分からない」言語が、苦難の道を乗り越え、ついには比類のない地位を築くサクセス・ストーリーと見ることもできます。
英語にどのような歴史があったのか、英語の通用する地域はいつ頃どのようにして拡大していったのか、広まった先でどのように発達したのか、といった問題について、紙面の許す限り見ていくことにしたい。
<本書より>
特に第4章以降の「オセアニア」「カリブ海」」「アフリカ」「アジア」に英語が広がっていった過程とそれぞれの特徴的「英語」を知ると、ネイティブの英語って一体何?と感じてしまいます。
英語は母語話者がその場にいなくとも使われるほど、世界に浸透しており、様々な場面で役に立ちあるいは必要とされる言語となっているのである。
<本書より>
英語研究者も、年々世界に英語が浸透していること(影響力の大きさ)を感じているのです。やっぱり英語は習得しておくべきですよ!
それぞれの国での英語の成り立ちに加えて「発音の特徴」、その地域の言語から加わった「借用語」などを知るのも「英語マニア」の私にはとても楽しめる内容でした。
この本を読むと、別の角度から英語学習のモチベーションを発見できるかもしれません!「英語マニア」のあなたにおすすめします!